年収を上げたい、休みが欲しい、パワハラに悩んでいる、自分に合った仕事がしたい、ステップアップなど転職する理由は様々。
転職にはかなりのエネルギーが必要なので実際に行動してる人は本当に頑張っていると思います。
しかし、自己分析と企業分析をしっかりやらないと
「こんなはずじゃなかった」
「前の職場の方が良かった」
という事態に陥り、せっかくの転職が台無しになってしまいます。
筆者は3回転職を経験していますが、2回目まで分析を怠って転職の軸がしっかりしてなかったが故に大失敗しました。
転職時に気を付けることって何?どうやって分析すればいいの?という疑問をしっかり解決して挑みましょう。
転職を後悔する人の特徴
退職してから転職活動を開始する
退職してから転職活は絶対オススメしません!
「失業保険」に加入していれば退職後に給料の5~8割の給付を受けながら転職活動が可能ですが、お勧めしない理由を次の①~③に記載します。
①職歴に空白期間ができる
この期間が長ければ長いほど転職に不利です。
空白期間があるだけでホワイト企業への転職が遠のきます。
②金銭的余裕がなくなる
失業保険の給付額は前職の給料の5~8割なのでローン等を組んでいれば家計が赤字になる可能性もあります。
受給期間数ヶ月ですが、この間に100%再就職できるわけではないのでかなりリスキーです。
③精神的余裕がなくなる
金銭の余裕が無くなれば精神的にもかなり疲弊します。
焦って転職活動を進めたが故にブラック企業を選んでしまう可能性もあります。
焦って転職活動してもいい結果には結びつかない!
できるだけ在職中に転職活動しよう!
会社に残るという選択肢を捨てている
今の会社に残るのも重要な選択です。
不満がある人は気が乗らないかもしれませんが、まず今の会社の良い点を箇条書きにしましょう。
(業務内容は好き、人間関係は良いなど)
冷静に見ると他所の会社より優れたところが結構ありますよ。
まだ1社しか勤めていない人は比較が難しいので同世代の友達にも確認してみましょう。
これを怠ると次の「隣の芝生は青く見える」の状態になってしまいますよ。
親世代は安定志向が強い傾向があるので反対される可能性もあるで。
ちゃんと自分がどうしたいのか考えよう!
隣の芝生は青く見える
不満だらけの会社からいざ転職すると前の会社の方が良かったというのは転職あるあるです。
転職する人は現職に何かしら不満があるので感情的になって視野が狭くなりがちです。
友達の会社と比較したり好条件の求人を見つけると「絶対こっちの会社の方がいい」という思考になりやすいので注意しましょう。
筆者は1社目を不満タラタラで辞めましたが、今思い返せば仕事内容は一番充実してました。
一度深呼吸して一旦冷静になろう!
転職することがゴールになっている
転職後のキャリアを考えないまま転職しても意味がありません。
現職への不満だけで感情的に転職するのは最悪です。
これまでの専門性を活かして商品開発したい、将来は管理職になりたい、年収600万円以上を目指したいなど具体的な目標がなければ転職先でも長続きしません。
転職はゴールじゃなくてスタートやで!
ゆずれない条件は?
自分の軸をしっかり決めないと転職しても理想と現実の差が大きくなってストレスになります。
下記の項目は最低限まとめておきましょう。
- 業務内容
- 給料
- 休日数
- 人間関係
- 勤務地
- 残業時間
- 福利厚生
業務内容
興味のある分野、学生時代に専攻した分野など何かしら引っかかるものがないと長続きしません。
性格上向いていなかったり、興味のない仕事を続けるのはかなりのストレスですよね。
転職後のキャリアを左右する重要な部分なので自分の将来を加味してしっかり確認しましょう。
会社によっては求人の職種と全然違う業務を任されることもあるで。
専門性を極めたいのか、オールマイティーに何でもやりたいのか自己分析が大事や!
給料
ほとんどの人にとって最重要項目ではないでしょうか。
現職と同等かそれ以上でないと転職する意味がかなり薄れます。
物価が上昇しまくっている世の中で給料が安い仕事は続けられるものじゃないので、気になる会社でも現職より給料が下がる場合は慎重な判断が必要です。
また固定残業を採用している会社は絶対オススメしません。
物価上昇に増税で生活が苦しい世の中。
給料が安い会社は人に投資しない会社やで!
休日数
一般的な年間休日は110~120日で、100日を下回っているとかなり少ない方です。
休日が少ないと家族や趣味などに使う時間がどんどん無くなるので何一つメリットはありません。
(その代わり給料が高い仕事もありますが年齢とともに体力は落ちるのでよく考えましょう)
また残業や休日出勤が増えると休日は寝るだけという生活になる可能性もあります。
筆者は年間休日80日、100日、120日の会社を経験しましたが、疲労の蓄積が全然違います。
30代に入ると本当に疲労が抜けなくなるで。
今は良くても体力が続きそうかよく考えよう!
人間関係
退職理由の上位にランクインする重要なポイントですが、会社のホームページや求人票を見たってこんなの判断できませんよね。
見極める方法は面接、会社見学、口コミサイトです。
アットホーム?和気あいあい?
意味不明や!そんなもんより待遇を明記せえ!
求人の抽象的な謳い文句は信用したらアカン!
面接、会社見学
実際に会社を訪れることで自分の目でしっかり確認できます。
会社が応募者を選ぶように、こちらも会社を選ぶ立場というのを自覚してしっかり吟味しましょう。
- 社員が元気よく挨拶してくれるのか
- 上司や先輩になる人の雰囲気は良さそうか
- 社員が疲れ切った状態で仕事してないか
- 社長や役員がしっかり会社の将来を語ってくれるのか
- 社内はきれいか、整理整頓が行き届いているか
口コミサイト
良いことしか書かないホームページや求人票と違い、会社の問題点や社員の不満が結構ストレートに記載されています。
実際に勤務した社員にしかわからない経験や苦労が記載されているのが最大のメリットです。
しかし、会社が自社を良く見せるためにサクラになっている場合もあるので100%信用するのは禁物です。
勤務地
勤務地が自宅から遠いと通勤が地獄になります。
必ず事前に勤務地までの通勤時間をYahoo路線などで調べましょう。
通勤時間が短ければ長く寝られる、ゆっくり朝食を食べられるなど時間にゆとりができます。
筆者は通勤を甘く考えて東京まで満員の通勤快速で往復4時間時間かけて通勤していました。
超圧迫、空気悪すぎ、梅雨はジメジメ、仕事前から疲れるなど地獄以外の何物でもありませんでした。
冗談抜きで東京の満員電車は人が乗るものじゃないです。
今思い返せば24時間のうち1/6が通勤で終わるというのはヤバ過ぎましたね…。
通勤時間はサービス残業と同じや!
長ければ長いほど会社のために無償で人生を費やすことになるで。
残業時間
プライベート重視なのか、残業代で稼ぎたいのかで考え方が変わります。
現職の残業時間と求人情報に記載されている残業時間をしっかり比較しましょう。
求人票に書かれていない場合は面接でしっかり確認しましょう。
残業代で稼ぎたくても固定残業(みなし残業)の会社は絶対やめましょう。
面接で残業時間はしっかり確認しよう。
「聞いたら落とされるかも」なんて遠慮する必要なし。
聞いただけで落とす会社はブラック確定や!
福利厚生
ボーナスの有無、退職金の有無、冠婚葬祭の休暇、家賃補助など無視できない項目が多々あります。
会社によっては社宅制度やクラブ活動、自社株購入など独自の福利厚生もあります。
同じ業務、同じ待遇なら福利厚生が良いに越したことはありません。
最後に
筆者はこれまで3回転職し、3回目の転職でようやくホワイト企業に入社できました。
2回目までは会社への不満だけで転職してしまい、完全に自己分析と企業分析が不足していました。
転職は人生のターニングポイントなので私のように適当な転職をするとえらい目に合います。
この記事が転職活動の手助けになれば幸いです。
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