みなさんはGWはいかがお過ごしですか?
筆者は仕事行きたくないので毎年GWが楽しみで仕方ありません(笑)
新年度が始まる4月は新入社員はもちろん、先輩や上司も生活や職場環境が一気に変わることで体力的にも精神的にも疲れやすくなる時期です。
特に新入社員は慣れない環境で頑張ってるので、本人が思ってる以上に疲労が蓄積しています。
そこでGWを迎えると仕事のストレスから解放されて一時的にテンションが高くなりますが、GWの終了とともにまた憂鬱になってしまう人が非常に多いです。
特にGW明けは新入社員が辞める第一関門でもあるので、上司もしっかり様子を確認する必要があります。
5月病とは?
新年度がスタートして就職や一人暮らしなど生活環境が大きく変化することでストレスや疲れ、不安感、うつ病などの症状を感じる症状を指します。
そんな中でGWで長期間休むと休み明けに憂鬱になったり、疲労感を感じる人が多いです。
個人差があるので必ずしも全ての人が5月病を感じるわけではありません。
下記のような要因が重なり、多くの人が5月病を感じるのではないかと言われています。
適切な対策を取ることで症状を軽減することもできるで!
5月病の原因【新人編】
生活環境が激変
- 初めての仕事で緊張する
- 期待に応えようと過度に働いてしまう(進んで残業するなど)
- 上司や先輩、同期の顔と名前を覚えるのに苦労する
- まだ職場の人間関係に慣れておらず相談相手がいない
- 慣れない一人暮らし
新入社員にとって4月は生活環境が激変する時期です。
仕事はわからないことだらけでずっと緊張するでしょうし、人間関係もゼロからの構築になります。
同年代だけだった学生時代と異なり、親子ほど年が離れた上司や先輩との価値観の違いに戸惑うことも多いでしょう。
あまりにも環境の変化が多すぎるが故に疲労とストレスが一気に蓄積してしまうんですね。
上司世代とZ世代では価値観が全然違うんだよね。
「残業=頑張ってる」という評価をする上司もいまだにいるから注意!
会社とのミスマッチ
入社前にイメージしていた業務と実際にやる業務が違う場合があります。
(研究開発ができると聞いていたのに雑用や資料作成ばかりなど)
このような場合はミスマッチを感じてストレスを感じてしまいますが、4月からいきなり新人にバンバン仕事を任せることはほとんどないのでもう少し長い目で見ましょう。
しかし、下記のように雇用条件や面接で聞いていた話と明らかに業務内容が異なるならブラック企業の可能性が高いです。
この場合は転職も視野に入れる必要があります。
- 全然違う部署に配属された(研究開発で採用されたのに営業部に配属されたなど)
- 給料が雇用条件通知より安い(総支給と手取りの勘違いに注意!)
- 固定残業と明記されてなかったのに実は固定残業制だった
- 残業はほぼないと聞いていたのに数十時間の残業や休日出勤が当たり前
- 研修があると聞いていたのにいきなり実戦投入された
これ以外にも聞いていた話と違う!と思ったらまずは上司に確認しましょう。
上司が対応してくれなかったり誤魔化すようならブラック企業確定と言っても過言ではありません。
会社説明会やホームページは信用し過ぎたらダメ!
気になることは遠慮せず面接でしっかり聞こう!
給料や残業時間なども聞いてOK!
ミスや失敗への不安
新しい仕事を覚える過程でミスや失敗は誰にでもあります。
しかし新人は対処法がわからないので上司や先輩に助けてもらうしかなく『罪悪感』が生まれやすいです。
また、上司や先輩と人間関係が出来上がってないので「相手にどう思われるか?」という不安もあるでしょう。
なのでミスや失敗を極度に恐れて不安やストレスを感じ、GWで休んでる間は良くても休み明けを想像すると憂鬱になってしまいます。
上司と先輩に物申す!
嫌味を言ったり過度な叱責をすればミスの隠蔽に繋がってしまうぞ!
季節の変化
気温や気候の変化によって、体調不良や不眠症などの症状が現れることがあります。
4〜5月でも夏日を記録したり、梅雨のような雨が続くなど気象の変化が激しいので体もストレスを感じやすいですね。
激動の4月を乗り越えて疲れ切った体に追い打ちをかけるような状態ですね…。
筆者は雨が降ると高確率で片頭痛に襲われる…
低気圧恐るべし!
周りの期待と自分の期待
- レベルの高い上司や先輩から期待されて焦る
- 自分が思ったより仕事ができなくて焦る
- 学校より会社のレベルが低くてガッカリ
周りからの期待や自分自身の過剰な期待によってストレスを感じることがあります。
特に大学や専門学校で専門分野を専攻し、その知識やスキルを活かせそうな会社に就職した学生に多く見られます。
「言わなくてもこれくらい知ってるよな?」という雰囲気は新人にとって非常にストレスですよね。
中小企業では逆に学校より設備が劣ったり、専門知識を持った社員がいないという場合があります。
新卒1年目から即戦力扱いされるのでいきなりハードルが上がってストレスになる場合もあります。
筆者は専門学校卒業後に中小の金属メーカーに入社。
社員の前で社長に「プロの技術者が来たから大丈夫!」
って言われた時は理解できなかったっス!
二十歳そこそこの若造っスよ!?
慣れない電話応対
経験ゼロの新人が大きな仕事を任せてもらえないのは当たり前。
なので資料作成や電話応対などの雑用を任せる場合が多く、それが会社の習慣となっている場合があります
その中でも電話応対は人によって向き不向きがハッキリ分かれます。
「ビジネスマナー」「相手の言ったことを正確に聞き取る」「メモする」「内線を繋ぐと」いう動作を一度にこなす必要があります。
緊張して変な敬語を喋ったり、相手の言ったことを理解できなかったり、内容を忘れたり、内線の操作がわからないなど不安になるポイントが数多くあるので慣れるしかないのが辛いところです。
最近は固定電話がない家庭も多いので会社では上司や先輩が電話している姿を見て盗んでいくしかないですね。
筆者は電話応対が本当にストレスやった。
聞き取れない、内線の繋ぎ方でパニックになる、内容忘れるで散々や!
5月病の原因【上司・先輩編】
仕事量の増加
4月は新人教育や業務分担に加え、自身の業務も進めなければならず非常に多忙になるのでストレスや疲労が溜まりやすいです。
また新規プロジェクトのスタートや新年度目標達成に向けての段取りなど仕事が山積みです。
普段からしっかりコミュニケーションをとって協力しあえるチームにしていかなければいけません。
上司がダメだと部下もダメになる。
変なプライドは捨てて部署全体で協力し合おう!
新人が退職を申し出てきた
- 仕事に慣れていないので焦る
- 人間関係が出来上がってないので不安
- 失敗して怒られないか不安
- 上司や先輩のサポートが不足していている
- 配属早々残業が当たり前になっている
4月に入社したばかりの新人は想像以上に緊張して疲れています。
頼みの綱である上司や先輩が冷たかったり、少しでも嫌味な態度をとれば頑張っていた新人の心は簡単に折れてしまいます。
そんな状態でGWに入ると一時的に仕事のストレスやプレッシャーから逃れることができますが、最終日には現実に戻ることに不安を感じて一気に憂鬱モードになってしまいます。
特にGW明けは新入社員が辞める第一関門でもあります。
退職を防ぐには普段から雑談や個人面談、グループミーティングなどでコミュニケーションをとっていきましょう。
いわゆる『サザエさん症候群』っスね。
社会人は学生と比べて重圧が一気に増すから甘く見ない方が良いっス!
新人がモンスター社員だった
- コミュニケーション能力が低い
- 仕事をサボる
- 口答えが多い
- 遅刻や欠勤が多い
- 何度注意してもミスする
- ミスやトラブルを隠蔽する
- 自己流で仕事を進める
まだ入社して1ヶ月なので学生気分が抜けてない可能性もあります。長い目で見てあげましょう。
あまりにも問題行動が目立つなら放置は厳禁です。放置すれば部署全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
上司から積極的に話しかけて孤立させないようにするのがトラブルを防ぐ最善策です。
学校で専門分野を学んできた新人は最新の情報を持ってる場合があるので「生意気だ」で片付けるのはやめましょう。
専門知識を持った社員がいない場合は会社の方が間違ったことをしている可能性も頭に入れておく必要があります。
会社が原因で問題行動をとってしまう場合もあるぞ。
頭ごなしに叱るんじゃなく、ちゃんと理由を聞いてみよう。
GWで5月病になる理由
長期休暇は日常生活から離れてゆっくりと過ごしたり、旅行に行ったりして楽しむ人も多いと思います。
しかし最終日になると明日は仕事に戻らなければならないという現実が迫ってくるので、普段から仕事でストレスを抱えてる人ほど休暇中の充実感が失われて憂鬱になってしまいます。
(所謂サザエさん症候群です)
特に4月は普段以上にみんな緊張して疲れているので気が緩むGWはこの傾向が強くなります。
またGWが終わると次の長期休暇は盆休みなので3ヶ月も耐えなければなりません。👈これがまた辛い!
筆者は休暇前の仕事が終わった瞬間が一番テンション高いな!
5月病の対策
睡眠を十分にとる
睡眠不足はストレスや不安感を増幅させる万病の元です。
毎日7時間以上の睡眠をとるように心がけましょう。
特に新人は仕事のストレスから夜遅くまでスマホいじりやゲームをしがちなので注意しましょう。
昼夜逆転生活は絶対アカンで!
適度な運動をする
毎日30分ほどの運動をすることで心身ともにリフレッシュできます。
特に太陽光に当たるのが良いでしょう。
スポーツジムに通うまではせずとも近所の買い物をウォーキングや自転車にするだけでも効果的です。
暗い屋内に居続けるのは精神的にもよくないらしいよ!
好きなものを食べる
自分の好きなものを食べるのもストレス発散に最適です。
ですがあまりにも偏った食生活は生活習慣病の元です。
できるだけバランスの良い食生活を心がけ、色んな栄養素を摂取することで体調を整えましょう。
特に一人暮らしはインスタント食品や冷凍食品、コンビニ弁当が中心になる人が多く、野菜が不足しがちです。
疲労とストレスからアルコールの摂取量も増えるかもしれませんが適度に楽しみましょう。
筆者の一人暮らし時代はもやし、キャベツ、ネギがお供だったッス。
野菜炒め、蒸し野菜、鍋、トッピング、どんな場面でも使えるっスよ!
趣味でストレス発散
趣味はストレス発散に一番効果があると言っても過言ではないでしょう。
これまでの趣味に加えて新しい趣味を見つけるのも脳の活性化に効果的です。
初任給で家族や友人と食事したり、1ヶ月頑張った自分にご褒美をあげるのも良いでしょう。
逆に趣味に興味が無くなってきたら相当メンタルがやられてる。
心療内科などに相談した方が良いぞ。
職場で相談できる相手を見つける
一番良いのがやはり同期でしょう。
新人は年の離れた上司や先輩の価値観の違いに戸惑うことも多いので、年齢の近い同期は心強い存在です。
同期がいない人は部署の上司や先輩の性格を見極めて、「この人だったら相談しやすい」という人を探しましょう。
こちらの話を真剣に聞いてくれる人がいるのはとても心強いで!
業務に優先順位をつける
- 目的や目標、自身のやるべきことを明確にする
- 期限を確認する
- 優先順位の高い順に業務を並べ替える
- 上司に段取りの確認をしてもらう
- スケジュールに反映する
GWが明けると新人も本格的に業務を任されることも増えてくるでしょう。
覚えておいてほしいのが『仕事は準備が命』です。
仕事にとりかかる前に上記の1~5を実践してみてください。
頭も整理されて仕事が進めやすくなると思います。
途中でわからない事や想定外の事態が発生したら自分の判断で進めずに必ず上司に聞いてください。
わからないことは必ず上司に確認する!
自分勝手な判断で進めると後で大やけどするで!
最後に
筆者も5月病で苦しみました。
初めての仕事、年上社員との価値観の違い、慣れない土地での一人暮らしが重なり、4月が終わった頃には疲れ切ってました。
GWで実家に帰省したときは親に愚痴をこぼしたり、地元の友人と遊んで楽しかったんですが、GWが終わると物凄い憂鬱感に襲われました。
それを乗り切れたのは自分にしっかりご褒美をあげたからですね(好きなものを食べたり、サバゲー用品を買い漁ったりなど)。
憂鬱だった仕事にも徐々に慣れ、4社目に転職した今でも10年以上前の1社目の経験が活きています。
この記事の内容が万人に当てはまるわけではありませんが、5月病に苦しむ方々の助けになれば幸いです。
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